相続時精算課税制度の活用(暦年課税とのベストな組み合わせ)

相続時精算課税制度を選択すれば、暦年課税制度による相続税の節税はできなくなりますが、両制度を上手に組み合わせることで、さらに節税効果を上げることができます。

  • 相続時精算課税制度を選択した親以外から通常贈与してもらう

 相続時精算課税制度は、親ごと、兄弟姉妹ごとに選択できるのがポイントです。たとえば、父親からの大型の贈与はすべて相続時精算課税制度を選択し、母親からは少額ずつ暦年課税制度でもらうという合わせ技が可能です。

 相続時精算課税制度を選択すると、原則として相続時に持ち戻されて計算されるため、相続時精算課税制度の選択後は、その後の父親の財産を減少させる相続税対策がとれなくなります。しかし、母親からの贈与について通常贈与を選択しておけば、親の財産の合計額を減少させる相続税対策としての贈与は可能になります。

 

  • 相続時精算課税制度を選択した子や孫以外の親族に通常贈与する

 父親や母親、祖父母からの贈与については相続時精算課税制度か暦年課税制度のどちらかを選択。それ以外の人は通常贈与のみで取り扱われるので、都合3つのパターンがあることになります。その中からベストな方法を選択しなければいけません。

 親や祖父母からの贈与について相続時精算課税制度を選択した場合は、選択した親や祖父母のその後の相続税対策はできなくなります。ただし、その制度は兄弟姉妹が別々で選択できるので、たとえば相続時精算課税制度を選択した子ども以外の子や孫などへ贈与すれば、財産額を減らすことは可能です。

お知らせの最新記事

お気軽にお電話ください お気軽にご相談・お問合せください 0120-339-752 受付時間 9:00~18:00 面談夜間年中無休 無料相談の詳細はこちら

サポートメニュー ~残された家族が安心の相続を実現するために~

相続が発生した方のサポート

  • 相続税。どうしたらいいの? 相続税のご相談
  • 相続税の申告が必要かどうかわからない 相続税無料シミュレーション
  • 申告期限が近づいている方へ 最短2週間スピード申告
  • 相続って何から始めたらいいの? 相続発生後の手続き
  • 相続税の申告はどうしたらいいの? 相続税の申告方法
  • 相続税の納付はどうしたらいいの? 相続税の納付方法

相続の生前対策をお考えの方のサポート

  • 円満に相続してもらいたい 生前贈与・遺言のご相談
  • 少しでも税金を抑えたい 相続税の節税対策
  • 生前に財産を贈与したい 土地・建物の相続対策
  • 子供の納税負担を減らしたい 相続税の納税資金準備

不動産に関するサポート

  • 不動産を相続された方へ 不動産相続プラン
  • 土地をお持ちの方へ 評価に差が出る土地相続プラン
  • マイホームをお持ちの方へ 自宅評価額無料診断プラン
  • 農地をお持ちの方へ 農地相続プラン

その他のサポート

  • お勤めの方へ サラリーマン応援プラン
  • 公務員・元公務員の方へ 公務員の方向けプラン
  • 遺言でできない相続の悩み 民事信託プラン
  • 事業承継対策で納税負担を軽減 事業承継プラン